林道ツーリングについて
こんにちは。
マジキチです。
大変ご無沙汰しております。
今回は少しマジメに林道ツーリングについて書いてくゾ。
林道ってなんだ?
林野庁によれば、林道は幹線とそれから分岐する支線、さらにそれから分岐する分線の3種類によって成り立っているらしい。
が、実際走ってるとそんな事気にしないので、以下の4つに分けてみた。
ちなみに上から順に安全です。
- スーパー林道
- 広域基幹林道
- (ふつうの)林道
- 作業道
スーパー林道と広域基幹林道は、道幅が広くてきれいな砂利道。ビッグオフでもきっと余裕。
要はただの砂利道・・・。
ということは普通は林道と作業道を走るのが林道ツーリングというのかもしれない。
ただ、なんとなく林道ツーリングは危ないってイメージがあるのでは?
林道ツーリングの危険ってなんだ?
まずは林道ツーリングで何が危ないのかを分類してく。
- 倒木
- 崩落
- ガス欠
- 故障
- 事故・怪我
- 遭難
- 林業関係者に怒られる
ざっとこんなとこ?
いらんかも知らんけどひとつひとつ解説するゾ
倒木
そのまんま。
道の真ん中に朽ちた木が倒れてるアレ。
フロントアップすればイケルイケル、ダイジョウブ。
2人以上いれば更にイケルイケル、ダイジョウブ。
自分で書いといてアレだけど、そもそも倒木なんぞ危険のうちには入らん。(じゃぁ書くなって?ごめんなさい)
崩落
よく見て走ればイケルイケル、ダイジョウブ。
不安なら引き返せばダイジョウブ。
崩落してるところに落ちるって、アホほど飛ばしてて避けられなかったか、よそ見してたか、ありえんほどバイクの操作がままならないかのどれかでは?
ガス欠
1Lの携行缶持っておけばイケルイケル、ダイジョウブ。
てか、自分のバイクの燃費くらい把握しとけ。
故障
2人以上いれば2ケツして帰ってこれるからイケルイケル、ダイジョウブ。
ナンバー付きレーサーで2ケツできないとかあるかもしれないけど。
電子制御がほぼ付いてないキャブ車なら、日頃のメンテナンスさえしておけば林道の中で急に止まったりしませんて。
でも、最低限の工具は持っていった方がいいかも。
(特に2スト乗りはプラグ必携)
事故・怪我
2人以上いれば2ケツして帰ってこれるからイケルイケル、ダイジョウブ。
いや、ダイジョバナイか。
林道の中までは救急車来れないし。
身も蓋もないかもしれんケド、オンロードでもオフロードでも飛ばす(=自分の許容範囲を超える)から事故るんだし怪我するわけでしょ。(例外はあるけど)
飛ばしたいんならオンロードならサーキット、オフロードならコース行けよって話。
林道でアホほど飛ばしてる奴まじきらい!たいほされろ!
遭難
遭難に至る前に何かしらのトラブルがあるはずだけど、遭難しちゃったらもうそりゃ人生終わったと言っても過言ではない。
イケナイイケナイ、ダイジョバナイ。
いやまじで。冗談抜きデス。
林業関係者に怒られる
お仕事の邪魔してごめんなさい。
林業に携わる方々は基本的に月曜~土曜が仕事。
走るなら日曜に走りやがれ(違
マジメな話、相手は作業を止めて道を開けたりせざるを得なくなるので、徐行しつつ邪魔したことを謝るべき。
くれぐれも邪魔だなどと思ったり顔に出したりしないように。
危険の回避策はなんだ?
事故、怪我、遭難を除けば2人以上で行動すればある程度の危険は回避できそうということがわかった。
とりあえず事故と怪我は飛ばさないことである程度回避できるとして(飛ばすアホは逮捕されたとして)、遭難を回避する方法、遭難した場合にリカバリする方法を考えた。
何はともあれまずは地図
何を差し置いてもまずは地図
舗装路でさえ圏外になると使い物にならないGoogleMapなぞでは話にならん。
国土地理院の地図は必携!
あとスマホで見るならモバイルバッテリーも必携!
今まで山岳系のマップアプリを中心に、いくつもマップアプリを試してきたけど、おすすめできるのは以下の2つ
スーパー地形
DAN杉本さんという方が作っているスマホ用マップアプリ。
国土地理院の地図をキャッシュしておきオフラインでも使えるというもの。
有料版なら一括ダウンロード機能が使えるのでスマホだけで完結。
無料版でも同作者が作っているパソコン用無料ソフトのカシミール3Dで切り出したマップをスマホに入れておけばオフラインでマップ閲覧が可能。
林道ツーリングなら地理院地図(新板)レベル15がおすすめかなー
MAPS.ME
外国産(たぶん)のマップアプリ。
ときどき変な日本語だけど完全オフラインで使えてそれなりに林道も載っている。
マップ上にピンを打っておけば、林道でさえもルート案内が可能。
ただし、等高線は表示されないので、そのあたりはスーパー地形と見比べながら使わないと、とんでもない激坂やらキャンバーに出会うハメになるので注意が必要。
あと、載ってない林道があったり、存在しない林道が載ってたりするので、事前のルートチェックはやっぱりスーパー地形と見比べないと当日に遭難しかけるので注意。
一旦冷静になれ
いきなり何言ってんだ感は否めないけど、イケルイケル、ダイジョウブ。って谷底に落ちたいんか?って話。
日和ってるけど、ミスった時に取り返しのつかないことにならんときだけイケルイケル、ダイジョウブって言いましょう。
もともとイケルイケルなルートでも前の週に大雨が降って道がなくなっていたり、地すべりで地形が変わっていたりすることもあるので、地図上は何の問題もなくても普通にイケナイこともあることを念頭に置いとくべき。
万が一の予備食料は必要
もしかしたら遭難するカモーってカロリーメイトやらウィダーinゼリーやらハイドレーションバッグに入れる以外の予備の水やらは最低限持っていくべし。
山ん中って案外食うものないよね。
どの草食えるのかよくわからんし。
まとめ
最低限の持ち物と心構え(?)
- 2人以上で行くべし
- オフラインで使える地図を持つべし
- モバイルバッテリーなどの電源を持つべし
- 予備の食料を持つべし
- ある程度の工具を持つべし
- 何があっても対応できるスピードで走るべし
- 慌てるべからず、冷静なるべし
ボロい居酒屋のトイレに貼ってる「○○の7ヶ条」みたいだな